第3回定例会報告
日本共産党中野区議団ニュース2025年第3回定例会報告号(2025年11月号)を発行しました
記事表題
・1.中野区に対し、予算要望書を提出
・2.「差別を許さない」 多文化共生の中野区へ
・3.意見書の賛否について
・4.区立学校 教材費等の無償化へ
・5.中野サンプラザ地区の再開発見直し 区民の意見を反映して
・6.区議会第4回定例会のお知らせ
1.中野区に対し、予算要望書を提出
2026年度予算に対する要望書を提出しました
この間、区内の様々な団体と懇談させていただき、区政に対する要望をお聞きしました。また、日頃からお寄せいただくご相談やご意見などを含めて要望書としてまとめ、区長・教育長に届けました。今後も皆さんの声を区政に生かしていくため力を尽くしていきます。
要望書の全文はこちら(QRコード)
2.「差別を許さない」 多文化共生の中野区へ
この定例会では、議員団として差別を許さない立場で質疑に立ちました。
本会議一般質問では羽鳥議員、決算総括質疑では、浦野議員といさ議員がそれぞれ以下のような質疑(概略)を行いました。
羽鳥議員:
Q.区として排外主義は許さないという姿勢を表明し、施策展開を考えるべき
A.区として差別する・されることのない環境、そうした状況を見過ごさない環境をつくる取り組みを進めている
浦野議員:
Q.2024年度の外国籍の方の国保加入世帯数の割合と医療費の大半を占める療養給付費の割合は?
A.国保加入世帯数は全体の18.4%、療養給付費の割合は3.7%。
⇒外国籍の方が優遇されているという事実はない
Q.外国籍の方の生活保護世帯の割合は?
A.2.58% 前年度と変わらない
⇒人口が増えても割合は横ばい、つまり減っている
いさ議員:
Q.『中野区子どもの権利に関する条例にある「すべての子ども」には外国籍の子も含まれるか
また国籍や民族で行政サービスに差をつけることはあるのか
A.外国籍の子も含まれる。出自で行政サービスに差をつけることはない
Q.差別や排外主義という個別課題に焦点を当てた取り組みが必要ではないか
A.人権施策推進審議会において、今後外国人の人権をテーマに審議を行うことを予定しており、審議会での意見も施策の参考にしていく
Q.外国人差別はいけないという区からのメッセージが必要ではないか
A.国籍や人種、民族党を理由とする不当な差別的扱いは断じて許されるものではないと考えている(区長)
中野区人権及び多様性を尊重するまちづくり条例はこちら(QRコード)
中野区子どもの権利に関する条例はこちら(QRコード)
3.意見書の賛否について
意見書は可決されると政府などの関係機関に送られる「議会の意思」になります。法的効力はありませんが、全国津々浦々で声が上がることが政治を動かす力になります。
4.区立学校 教材費等の無償化へ
党議員団は、これまでも教育の無償化や保護者負担の軽減を繰り返し求めてきました。
第3回定例会・子ども文教委員会において「区立学校の教育に関する費用負担補助について」が報告されました。義務教育期間における保護者支援を充実するとして、来年度から教材費等の無償化を始めます。
事業内容
①対象者:中野区立小中学校に在籍する全児童・生徒
②対象とする費用:原則として、保護者から徴収している費用すべてを無償化
教材費(ドリル・理科実験材料・家庭科実習教材・図画工作キット等)、修学旅行費、校外活動費、移動教室費
5.中野サンプラザ地区の再開発見直し 区民の意見を反映して
・意見交換会には多数の参加が
区はこの地区のまちづくりについて、5月に説明会、7月・11月に意見交換会を行い、多くの区民が参加しています。またインターネットを通じて行っている意見募集にも多くの意見が集まっています。こうした取り組みは評価できます。同時に、意見を聞くだけの取り組みにならないよう、中野区は積極的な情報公開と計画の見直しに区民の意見が反映されるよう努めなければいけません。
サンプラザの様子
6. 区議会第4回定例会のお知らせ
日程:11月25日(火)~12月10日(金)
請願・陳情〆切:11月13日(木)
●本 会 議 :11/25・26・27、12/10
●常任委員会 :12/1・2・3
●特別委員会 :12/4・5・8

