第2回定例区議会は6月15日で閉会しました。
本定例会での争点となった議案に反対する党区議団の討論要旨を紹介します。

中野区の児童館全館廃止条例の一部を改正する条例

 第2回定例区議会は6月15日で閉会しました。本定例会での争点となった議案に反対する党区議団の討論要旨を紹介します。
 今年度末をもって廃止するU18プラザ上高田、及びU18プラザ中央を中野区立児童館条例から削除するというものです。
 これまで、中野区はキッズプラザの開設に伴い、児童館を順次廃止するとしながら概ね中学校区にひとつのU18プラザを9館整備していくとし、すでに3館が開設しています。しかし、昨年1月に示された「新しい中野をつくる10か年計画(第3次)(改定素案)」において、(同素案)には無かった「U18プラザ廃止」の方針が突然打ち出され、地域や利用者に大きな波紋が広がりました。その後行われた、意見交換会やパブリックコメントには「なぜなくすのか」「利用者無視」といった、廃止に反対する多数の意見が寄せられたものの、区は区民の声に耳を傾けることなく、「新しい中野をつくる10か年計画(第3次)」を策定しました。

安全な居場所

 U18プラザを廃止する理由を「乳幼児親子の交流促進や相談支援、子どもの年代に応じたさまざまな活動機会の提供や支援、また、地域における活動団体の連携促進や支援などを目指してきたが、そうした機能について必ずしも十分に果たしていない」としています。しかしながら、実際には多くの小学生が利用しています。キッズプラザが設置されている学校からもたくさんの児童が集まり、大人の目が届く安全な居場所として放課後を過ごしています。

乳幼児から中高生まで

 乳幼児親子にとっては、子どもに様々な体験をする機会が提供され、親同士につながりが生まれ、コミュニティの場ともなっています。中には、子どもが保育園に入れず、待機児童となり、日常的に利用されている方もいます。中高生も、利用している生徒にとっては学習や相談、世代間交流のできるかけがえのない居場所として機能しています。U18プラザは、地域住民にとって、仲間作りや世代間交流の拠点施設となっています。

廃止理由根拠なし

 また、区は「機能を果たしていないから廃止」と言いますが、「機能を果たす」ために、区が積極的な施策展開や職員の増員を行ってきたとは言えません。限られた職員体制で試行錯誤を重ねてきた現場の努力を、他人事のように「十分に機能が果たせていない」と言うこと自体、責任転嫁であり、行政としての姿勢が問われます。

存続し子育て支援を

 今、子どもの数が増加しているもとで、児童館やU18プラザといった地域の施設はますます重要となっています。「安心して生み育てられるまち」「切れ目のない子育て支援」を掲げる中野区として、多くの区民が存続を求めるU18プラザを、行政都合で一方的に廃止する条例は到底認められません。
U18plaza