区の再整備基本計画は区民・利用者の声を無視

第二回定例会最終日、本会議において、緑とひろばの平和の森公園を守る会などから提出されていた請願「平和の森公園再整備基本計画について」に対する浦野さとみ議員が行った賛成討論の要旨を紹介します。

平和の森公園の開園に至っては、区民・中野区・区議会が一体となっての長い歴史と運動がありました。1 9 5 4 年を起点に刑務所の移転を求める区民運動が広範にねばり強く展開され、その跡地活用については多様な意見が出される中で、区民協議会では再三の討議の上、「緑とひろばの避難場所」をとの結論に至っています。
「いまのままの平和の森公園を残して」平和の森公園は、緑豊(第2回定例会委員会資料より)かでいつでも・誰でも・自由に利用できる区内でも大変に貴重な場です。
しかし、区が示している計画では約3 0 0 本の樹木伐採や草地ひろば内への3 0 0 m の陸上競技トラック設置によって公園全体のあり方が大きく変わります。
「反対の声が多かった」中野区も認識昨年、議会に提出された「いまのままの平和の森公園を残してほしい」という7 つの陳情や6 0 00 人を超える署名の数をみても、その重大さがみてとれました。だからこそ、意見交換会等でも計画の見直しを求める声が圧倒的だったのではないでしょうか。
請願主旨である、公園利用者へのアンケート実施やその結果を踏まえ、利用者・区民の多様な意見・要望を把握し、真摯に向き合い、区と区民が共同して平和の森公園再整備をという点はこれまでの意見交換会等の中でも再三にわたり、要望が出されていました。
しかし、区は意見を聞きおくだけの姿勢に終始し、区自身も「反対意見が多かったことは認識しているが、計画の基本的な内容を変更することは考えていない」と述べるなど、区の計画を当初から区民に押し付ける姿勢に変わりはありません。
区が示す「スポーツ振興の拠点」とすることについては、これまでの区民協議会の議論の到達をも捻じ曲げるものです。
区民・利用者の声、意見を元に再考をパブリックコメントには、のべ1 3 7 人から意見があり、その多くは計画見直しを求めるものでしたが、それらを受けての変更点は「なし」とされており、ここでも区の姿勢がみてとれます。工事費用や今後の植栽計画
等もいまだ示されていません。公園も体育館も区民に愛されてこその大事な財産です。利用者を含めた区民の意見に真摯に向き合い、合意形成の上で再整備計画を再考すべきであることを申し上げ賛成討論と致します。