区は、2014年度を計画期間としていた「基本構想」と「新しい中野をつくる10か年計画」を見直し、2019年度まで5年間延長しようとしています。

【基本構想】

「10か年計画」の見直しに合わせた基本構想の改定は「10年後に実現するまちの姿」として、いっそう中野駅周辺などの大規模開発を推進できるようにしています。「住民の福祉の増進に務める」行政の責任をさらに後退させるものです。また、基本構想は区民参加で検討すべきものですが、一部手直しだからと、パブリックコメントの後、12月の区議会での議決が予定されています。

【10か年計画】

保育園の民営化や児童館の統廃合、学童クラブの民間委託、小・中学校統廃合、地域センターを廃止した「区民活動センター」化と行政サービス窓口の集約、家庭ごみの有料化、区民風車の建設などの問題に加え、見直しの中で新たな問題がでています。
その一つが「町会・自治会加入促進の条例化」です。民主主義の問題として見過ごせません。また、区立図書館の再編と民間事業者を「指定管理者」にしようとするなど、区の教育・文化行政を投げだそうとしています。
さらに、大規模再開発の地域に「にぎわい」を確保するための「タウンマネジメント会社」を設立しようとしています。サンプラザへの全額出資への批判があるにもかかわらず、ソフト面でも「まちづくり」への税金投入をすすめようとしています。別表のような「施設売却」も問題です。
基本構想が議決された後に「改訂10か年計画」が策定される予定です。

売却予定施設等

施設・用地 廃止理由等
第六中学校 第十一中学校との統合により廃止済
野方小学校 統合新校の校舎として使用した後、廃止
南江古田保育園 江古田児童館跡への移転改築(民営化)に伴い廃止
昭和保育園 児童館跡地等への移転改築(民営化)に伴い廃止(あさひ保育園との統合を含む)
本郷保育園 新規開設園等へのサービス移行により廃止済
旧西中野保育園 用途を廃止済
丸山児童館 キッズ・プラザの整備及び地域子ども家庭支援センターの(仮称)すこやか福祉センター移転に伴い、廃止
中野区保健所 区役所とあわせて移転整備
中部保健福祉センター 仲町小学校跡への(仮称)すこやか福祉センター(中部)の移転に伴い廃止保健所跡とあわせて売却を予定
北部保健福祉センター 沼袋小学校跡地への(仮称)すこやか福祉センター(北部)の設置に伴い廃止
教職員寮 用途を廃止済
館山健康学園 用途を廃止済
野方1-24の用地 用途を廃止済