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警大跡地「地区計画」は中止・見直しを

もともとの計画は緑豐かな公園と十万人の選難場所

1988年「国の行政機関等の地方移転についての閣議決定」以来、住民と区議会、区は長い時間を費やし、警大等跡地の活用について検討し、中野区、杉並区及び東京都の案として2001年に策定されたのが「警察大学校等移転跡地土地利用転換計画案」です。
この計画案は、「緑豊かな公園や道路を広く確保し、広域避難場所としての防災機能の充実を図るとともに、中野駅周辺に潤いを持たせること」を第一の日標に定めました。
ところが、2003年7月、区長会で「新たな清掃工場の建設は中止する」の決定があったからと、田中区長は計画の全面見なおしをし、超高層ビルのまちづくり計画にかえてしまいました。

公園はわずか1.5ha防災に大きな不安

4haの防災公園をわずか1・5ha に縮小し、まわりに超高層ビルを建てる。日陰でビル風の吹き込む狭い公園では、憩の場どころか、十万人の避難場所の拠点にはなりえません。

中央中学校の南側に国家公務員宿舎

区立第九中学校と中央中学校の統合新校は教育環境と公園の防災機能を高めるため、計画道路に面して建設される予定でした。それを、囲町の北側の警察庁宿合を新校の南側に移すことに変更。「学校を日陰、ビル風の犠牲にしていいのか」「防災公園への避難路をどうするのか」の声がでています。
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周辺住民への配慮を欠いた計画

約70mの明治大学、約55mの帝京平成大学の西側、杉並区高円寺北一丁日は第1種低層住居専用地域で10m以上の住宅の建たない地域です。杉並区民から、住環境が侵される。緩衝帯としても、緑地帯やオープンスペースを作つてほしいという強い要望がありますが、満たされていません。
また、周辺住民の合意のないままの計画であり、認められません。

本格的な大規幅開発への第一歩

今年度から、都市計画道路(F字道路)と公園の設計予算などが組まれました。
今後3年ほどで整備され、同時に民間の開発が進められる予定です。
区立中央中学校は2011年に閉鎖。
3年間、第九中学校が統合新校として利用され、その間に建設されることに。
その後、九中跡地には区立体育館が、体育館移転跡地には中野区役所が、そして中野サンプラザと区役所の解体・一体整備に進む一方、中野駅周辺の開発も同時に進行するという巨大さです。
警大跡地や中野駅周辺などの開発予算は、6年間だけでも246億円。 長期にわたって莫大な税金を注ぎ込む計画は直ちに中止し、根本から見直すべきです。