中野区教育委員会は、耐震性能C・Dランクの小・中学校体育館15校(小学校11校、中学校4校)の耐震補強工事を11月から実施するため、11月4日に入札を行いました。
契約事業者が決定し、各校の工事期間が示された中で、卒業式や入学式が母校で実施できない学校が生じてしまいました。工事日程を最大限工夫しても江原小学校と第七中学校は卒業式が、西中野小学校と第十中学校は卒業式と入学式が、それぞれ他に会場を借りて行うというものです。
保護者への説明会がおこなわれることになっていますが、事情を知った子どもや保護者、教職員からは「人生の中でも大きな思い出になるのに、母校でできないなんて。会場を借りれば良いとの考えで計画したならば、子どものことをどう考えているのか」という声が上がっています。
そもそも、全都的に耐震対策がすすむ中で、当初、中野区はB・C・Dランクの耐震化は前年度(07)に着工する予定でしたが、実施設計の遅れなどで今年度に繰り越されていました。Bランク(小学校10校、中学校4校)は来年度からのとりくみが予定されています。
党議員団は、耐震診断実施後から、23区でもっとも遅れた中野区だけに、一気に必要な工事ができるよう予算を確保して取り組むよう求めてきました。区は、学校統廃合を優先し財政難を口実に先延ばししてきた結果が今回の事態を招きました。