中野3丁目丸井本店の西、地域商店街通りを取り囲むような住宅街に突如、8階建てのマンションの建築が始まったのは一昨年の夏の事でした。
「幅4メートルしかない道路なのに、なぜこんなに大きなマンションが建てられるのか」と、近隣の住民のみなさんが立ち上がり、建て主の(株)大京や建築を許可した中野区との話し合いを続けましたが、らちがあきません。住民のみなさんは「桃園町づくりを考える会」に結集し、元大学教授や建築士を中心に区建築審査会に、マンション建築は違法だとの審査請求を求めました。昨年七月建築審査会は、住民の主張を認め、建築確認を取り消すとの裁決を行ないました。
これに対し、建主側は国土交通省に再審査請求を行ないましたが、今年六月、これも区審査会と同様の裁決を下したため、建主と中野区は完全にお手上げかと思われましたが、なんと中野区は都建築安全条例の弱点について、狭い道路でも区長の判断で、高層建築も認められるような基準をつくったのです。しかし、(株)大京は住民側の猛烈な抵抗にひるんで、この新しい基準を使って無理やり八階建てをつくることはあきらめつつあるようです。
党議員団は、この新基準など住環境を破壊する区の建築行政を厳しく批判してきました。このような区の考え方は、警大跡地の緑を削って超高層ビル群をつくりたいという田中区長のまちづくり方針と軌を一にするものです。