【本会議・討論】
議員提出議案第15号、「教育基本法・学習指導要領の目標を達成するため、最も適した教科書の採択を求める決議」に対する反対討論(7月5日浦野さとみ)

○20番(浦野さとみ) ただいま上程されました議員提出議案第15号、教育基本法・学習指導要領の目標を達成するため、最も適した教科書の採択を求める決議について、日本共産党議員団の立場から反対の討論を行います。
 第1に、本決議は、文部科学省の教科用図書検定調査審議会の答申を理由に、議会が教育委員会に対し政治的干渉・介入をするものです。
 第2に、来年の中学校教科書の採用に当たっては、国の教科書検定で合格した中から、特定の教科書を各教育委員会で採択させようとする動きが強まっています。自民党内では、教科書問題についての「日本の前途と歴史教科書を考える議員の会」が活動を再開し、特定の教科書採択を進める運動を展開しています。また、侵略戦争を美化している日本(にっぽん)会議は、公民や地理の教科書で、特定の教科書が高得点となるよう採点をつけ評価しています。
 今回の決議は、まさにこうした流れを推し進めようとすることをねらったものです。
 審議会答申の中にある、【地域実情に最も適した教科書を採択していく】、このことを尊重するのであれば、現場の子どもたちや先生、学校ごとの意見こそ尊重すべきです。これに議会があえて教科書採択に条件をつけたりすることを求めることは、まさに教育への政治的干渉であり、極めて危険なことです。
 以上を指摘し、反対討論といたします。(拍手)

○議長(大内しんご) 他に討論がなければ、討論を終結いたします。
 これより起立により採決いたします。
 上程中の議案を原案どおり可決するに賛成の方は御起立願います。

〔賛成者起立〕

○議長(大内しんご) 起立多数。よって、上程中の議案は可決するに決しました。