【本会議・討論】
中野区の特定健診と後期高齢者健診等の自己負担の助成等を求める陳情に対する賛成討論(3月21日来住和行)


○41番(来住和行) ただいま上程されました第8号陳情、中野区の特定健診と後期高齢者健診等の自己負担の助成等についてに対し、日本共産党議員団の立場から賛成討論を行います。
 本陳情は、第1に、中野区の特定健診の自己負担と後期高齢者健診の自己負担について、これまでどおり70歳以上の区民には自己負担なしで健康診断をやってほしい、第2は、70歳未満についてもこれまでどおりの自己負担額にしてほしいというものです。
 中野区では、これまで他区に先駆け区民健診を有料化し、70歳未満は400円、70歳以上は無料で実施してきました。ところが、4月から始まる後期高齢者医療制度にあわせ、健診の自己負担を新たに70歳以上に500円、70歳未満は100円アップし500円にするものです。75歳以上の高齢者に自己負担を求めるのは、23区では中野区だけです。東京の62自治体中、58区市町村は無料での実施です。お隣の新宿区は、後期高齢者健診を無料にするため、これまで800円だった成人健診も無料に戻す変更をしました。健診事業が目的とする早期発見・早期治療を考えれば、陳情にあるように、少なくとも健診費用を引き上げないで、これまでどおり実施することが区民の命と健康を守る自治体のとるべき姿勢ではありませんか。
 さらに、陳情の第3は、後期高齢者健診の健診項目を高齢者が必要とする健診項目にしてほしいというものです。問題は、厚生労働省が後期高齢者の特性を、一つ、治療の長期化・複数疾患への罹患が見られる、二つ、多くは認知症の問題が見られる、三つ、いずれ避けることができない死を迎えると一方的に決めつけ、健診や医療で差別する根拠としていることにあります。さらに、健診については、保険者の努力義務として75歳以上は対象外としたことです。このことから、中野区での健診では、75歳以上の健診項目は広域連合で決めた以外の上乗せがないために、現行の成人健診より健診項目を大幅に削るというものです。
 高齢者の多くは、元気に長生きできるよう健康づくりにそれぞれ努力されており、病気の早期発見に年齢の差などあろうはずがありません。陳情にも「年齢で差別されることがなく、健康状況を把握するために必要な健診を受けられるようにすることが、区民が健康で安心して長生きできる社会」とあるように、年齢によって差別する制度を喜ぶ人はいません。戦前戦後の厳しい中で社会を支えてこられた高齢者の方々を差別なく大切に受けとめていくことこそ区政の役割であることを申し上げ、本陳情への賛成討論といたします。