2018年3月号
日本共産党中野区議団ニュース2018年3月号を発行しました安倍政権は、野党6党の結束と国民世論によって、「働き方改革」一括法案から裁量労働制の対象拡大の部分を削除。
北朝鮮の核ミサイル開発問題では、米朝首脳会談への動きにより、対話否定路線が破たんしています。さらに、「森友学園」をめぐる財務省決裁文書改ざん問題では、政権が憲法と民主政治を踏みつけにしています。9条改憲などもってのほかです。
中野区では、現区長が区民の願いに背を向け、区民参加と自治を歪めていることに怒りが沸騰しています。区民と力を合わせ区政転換に全力をあげます。
「区長任期」、タイムカード不正打刻
目に余るご都合主義
かつて「任期は3期12年まで」と言いながら、自ら定めた「多選自粛」の条例を変えてまで立候補…。
欠勤職員のタイムカード不正打刻事件では、百万円の罰金が確定しながら、事件の関係職員を教育長に登用。街では、「森友公文書改ざん事件の関係局長が国税庁長官に抜擢されたのを見て、中野の事件を思い出した」との声も。
区立保育園・幼稚園・公園改変…
区民の声は無視
「公園樹木の伐採をやめて」「保育園・幼稚園を民営化しないで」…。こうした区民の当たり前の願いもどこ吹く風。説明会やパブリックコメントで区民が意見を言っても、聞き置くだけ。区側の都合で、一方的に決めていくという態度です。
区役所・サンプラザ取り壊し
二〇〇㍍ビル、一万人アリーナ
「少子高齢化の時代にこんな建物がいるのか?」「採算が取れなかったらどうするの
か?」…。あまりにも真っ当な不安です。
しかも、この計画のために中野駅前の一等地を民間に放出する予定です。大切な区民資産。これからの時代を見すえた計画の見直しが必要ではないでしょうか。
みなさんの願いと結んで実現できました
党区議団は、さまざまな区民運動と相まった議会論戦を展開してきました。区民に寄り添い、粘り強く質問と要望等でとりあげることで、予算に区民施策の拡充を図らせました。
待機児童解消へ保育士の確保を支援
保育士の定着や処遇改善を一貫して主張。宿舎借り上げ補助、就職奨励金制度なども実現しました。
就学援助金の拡充
共産党が議会で何度もとり上げてきた低所得者世帯への就学援助費が拡充されました。入学準備金は、これまでの6月支給が、入学前の3月支給に改善されました。 社会科見学バス代補助復活
2013年に廃止された小学生の社会科見学のバス代補助。共産党は粘り強く求め続け、復活させました。
要医療的ケア児への支援実施
切実に望まれてきた重症心身障害児施設と保育園での医療的ケアがこの4月から実施に。共産党は議会の内外で繰り返し実施を求めてきました。
介護従事者の定着支援
すべての人に必要な介護を保障するためには、介護従事者の育成・定着が不可欠です。介護従事者の研修費用の助成や資格取得支援を拡充させました。
現区政による基金ため込み優先は改まっていません。高齢者・子育て・教育・防災など、基金は、区民の負担軽減と施策拡充のために活用すべきです。